まなびやもも

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2026.4.29

#子どもとの関わりを考えるエッセイ

勉強に気持ちが向きにくいときに考えたいこと— 小さな一歩から始める関わり―

新しい環境に慣れていく途中で

新年度が始まって、1か月ほど経ちました。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

この時期は、新しい学年や環境に少しずつ慣れていく一方で、
「ついていけるかな」と不安を感じやすい時期でもあります。

表には出さなくても、
いつもより疲れやすくなったり、気持ちに余裕がなくなったりすることもあります。

「やる気がない」と見えるとき

お子さんの様子を見ていて、
「最近あまり勉強していないな」
「机に向かう時間が減っているな」と感じることもあるかもしれません。

そんなとき、子どもたちは何を感じ、考えているのでしょうか。

「やる気がないから」と見える場面でも、
実際には、
どうしたらいいか分からない、何から始めたらいいか分からない
と悩んでいることも少なくありません。

小さな「分からない」が積み重なると、
どこから手をつければいいのか分からなくなり、
動き出すこと自体が難しくなることがあります。

小さな「分からない」の積み重ね

勉強のつまずきは、ある日突然大きくなるというよりも、
小さな「分からない」が少しずつ積み重なっていく中で生まれることが多いです。

特に学年の切り替わりは、その差が一気に見えてくるタイミングでもあります。

「今どこで困っているのか」を一緒に整理するだけでも、気持ちが少し軽くなることがあります。

声かけで変わること

「なんでやらないの?」と聞きたくなる気持ち、とても自然なことだと思います。

ただ、言われた側は“責められている”と感じてしまうこともあります。

「何が分からないか一緒に考えてみよう」
「どこからならできそうかな」

そんなふうに、一緒に考える形の声かけの方が、少しずつ前に進みやすいこともあります。

少しずつ進むための関わり

すぐに大きく変えようとするよりも、

・できていることを一緒に確認する
・少しだけ始められる形にする

といった関わりの中で、少しずつ動きが出てくることもあります。

安心できる場所の大切さ

勉強する場所は、“頑張る場所”である前に、“安心できる場所”であることが大切だと感じています。

安心できると、「やってみようかな」という気持ちが、少しずつ戻ってくることがあります。

比べなくていいという視点

つい周りの子と比べてしまうこともあると思います。

でも、その子のペースやタイミングは本当に一人ひとり違います。

「今この子に合っている形は何か」を考えることが、
結果的に一番の近道になることもあります。

保護者の方へ

お子さんのことで悩んでいると、
保護者の方ご自身もしんどくなることがありますよね。

「どうしたらいいか分からない」と感じたときは、
一人で抱えずに、誰かと話しながら整理していくことも大切だと思います。

小さな変化に目を向ける

大きく変わる前に、小さな変化があることが多いです。

・少しだけ机に向かえた
・少し話をしてくれた
・ほんの少しやってみようとした

そんな変化を一緒に見つけていくことが、次の一歩につながることもあります。

おわりに

焦らずに、“戻れる場所”を持っておくこと。それが、少しずつ前に進む力になることもあります。

同じ子どもでも、関わりや環境によって見せる姿は変わることがあります。

その変化を、一緒に見ていけたらと思っています。