まなびやもも

香川県高松市で、
子どもが安心して過ごせる場所を

About MOMOまなびやももって?

VISIONもものビジョン

生まれ育つ環境に
左右されず
自分の未来に
希望が持てる社会

創設者
「えりことたかひろ」の
思い

元中学校教諭だったえりこは学校や病院内学級での子どもたちとの出会いにより、もっと一人ひとりに向き合う関わり方がしたいと考えるようになりました。

そんな時、年齢の離れた弟が学校に行けなくなりました。彼は「学校に行けない自分はダメなんだ」「みんなができていることが自分にはできない」「学校に行けないと社会で生きていけない」と言うことがありました。私はそうではないと思いました。学校に行けないだけでこんなにも自分をだめだと感じる必要はない。その環境が合わなかっただけで、自信を失ったり将来に絶望したりする必要はない。そこから、自分の良さや好きなことを見つけていければそれでいいと伝えていました。

それは自分自身に向けた言葉でもありました。私自身も幼い頃から生きづらさを感じていたため、自分らしく子どもに関わる方法を考えました。家庭や学校に加え第三の居場所を地域の中にも作りたいと思いました。そこで祖父母の家だった空き家を改修し、夫婦でまなびやももを始めることにしました。

彼は居場所を利用しながら外出が増えたり、病院のカウンセリングを受けたりして少しずつ自信を取り戻し始めた頃「僕、高校に行きたい!学校に行って、○○に就職したい!」という目標を語ってくれました。学校に行く日が増えると、休んでいた間の勉強についてくことが難しく教室で授業を受けることも大きなストレスになっていました。そんな時は、相談室(別室)と呼ばれる教室で、プリントやワークをしたりしました。学校の先生はとても忙しいので個別に補習をしてもらえるのはとても稀なことでした。そこで、まなびやももでも学びなおしをはじめました。彼のペースで、一つひとつ勉強に取り組んでいきます。点数や成績に加え、コツコツと頑張っていることが自信につながっていきました。少しずつ学校に行く日も増え、希望の高校に入学する事ができました。

高校に通学しながら、体調を崩したり、しんどくなったりすることもありましたが、通学時間を考慮したり、欠課時数を担任の先生と相談したりしながら卒業することができました。

今は、希望していたコースのある専門学校に入学し、学びを深めています。

もちろん弟のケースはたくさんある中の一つの例に過ぎません。10人いたら、10通りの人生があると考えています。

ただ、こども一人ひとりの持つ力は本当にすごいなと感じています。

そして、人間だからこそ、しんどい時もあれば、やりたいことがむくむくと湧いてくる時もあります。得意なことがあれば、不得意なこともあるでしょう。自立するということは、一人で誰にも頼らずに迷惑をかけずに生きていくということではないと感じています。自分のことを好きになり、得意なことを伸ばし、苦手なことは助け合いながら、生き生きと生きていくことが自立の大切な土台だと感じています。

まなびやももはどんなときも、うまくいっていると感じるときも、そうでないときも、立ち寄ってもらえる場所でありたいと考えています。うれしい報告も大歓迎ですが、「ちょっと最近しんどいんや。」と連絡をくれるときも、ももを思い出してくれて本当にありがとうと感じています。ゆっくり話をしながら、あたたかいご飯でも食べて、一緒に考えていきませんか?

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