2026.3.4
通信制高校の進路について ー焦らずに考えてみようー
このブログでは、通信制高校に通う方が進路を考える際の、基本的なことをまとめています。自分に合う進路はどれか考えながら読んでみてください。
<通信制高校について>
まず、通信制高校の特徴として、時間の使い方を自分で設計できること、自分のペースで学習できることといった学習方法の柔軟性が挙げられます。
そのため、進路も一つの型に合わせる必要はなく、受験制度を理解しながら、自分に合う方法を探すことが重要になります。
<大学受験の主な3つのルート>
大学の入試制度は大学ごとに違います。そのため、募集要項を確認して受験することが必要です。
大学の入試制度には大きく分けて次の3つの方法があります。
①一般選抜(学力試験)
②総合型選抜・学校推薦型
③配点の特徴がある入試
①一般選抜(学力試験)
一般選抜は、いわゆる学力テスト中心の入試です。英語・国語・数学などの試験を受け、合計点で評価される方式です。
努力が点数に反映されやすい一方で、複数科目の学習が必要になります。
②総合型選抜・学校推薦型
これは、近年増えている入試方法で、志望理由書、面接、小論文、活動経験などで評価されます。
この方式では、「何をしてきたか」よりも「どう考えてきたか」という部分が重視される場合も多いです。
③配点の特徴がある入試
大学や学部によっては、特定科目の配点が高い、科目数が少ない、共通テストを利用するなどの特徴があります。
そのため、得意科目を活かせる入試方法を見つけるのも良いかもしれません。
<得意科目・苦手科目との向き合い方>
得意なことと苦手なことの差が大きくて心配という方は、得意科目の点数を伸ばして点を稼いで、苦手科目の点数を落としすぎないことが重要です。
苦手科目の対応にはいくつかの方法があります。
・基礎を中心に学ぶ
単語・公式・用語など、点数につながりやすい基礎の部分を優先して学んでいく。
・頻出分野に絞る
出題されやすい内容を中心に学んでいく。
・受験方式を見直す
科目数が少ない方式を検討し、得意科目を活かせるような受験方式を選ぶ。
このように、得意科目と苦手科目をうまく調整していくことも重要です。
<進路を考えるときに大切な”自己理解”>
進路を考えるときには、自分の興味・得意なこと・自信があることを整理することも重要です。
自己理解のためには次のようなツールがあります。
①職業レディネス・テスト(VRT)
若年者向けに設計されたテストで、「どんな分野に興味があるか」「どんな仕事に自信を感じるか」を整理することができます。
詳細: https://www.jil.go.jp/institute/seika/tools/VRT.html
②VRTカード
VRTをカード形式にした教材です。54枚のカードを使い、興味や自信を直感的に整理できます。テスト形式が苦手な方は、こちらを使ってみるのもよいかもしれません。
詳細: https://www.jil.go.jp/institute/seika/vrtcard/index.html
③OHBYカード
48種類の職業をカード形式で紹介する教材です。写真やイラスト付きで職業理解を広げるきっかけになります。
詳細: https://www.jil.go.jp/institute/seika/ohby/index.html
④一般職業適性検査(GATB)
これは、厚生労働省が開発した適性検査で、能力特性・作業適性などを測定することができます。
このような自己理解を深めるツールを活用しながら自分について知っていくことも進路選択には重要です。
詳細: https://www.jil.go.jp/institute/seika/tools/GATB.html
<ももが大切にしていること>
進路相談では、勉強以前に、体調や睡眠、生活リズム、自己肯定感などが影響していることも多くあります。そのため、いきなり受験について考えるのではなく、生活リズムを整える、得意や興味を整理する、小さな成功体験を積むといった土台づくりから始めることもあります。
<最後に>
通信制高校からの進学は、「どう設計するか」が大きく影響します。
受験の制度を知り、自分の興味や得意を整理しながら少しづつ進路を考えていくことが大切です。




